精神病新聞


B4ペラ片面にワープロと手描きイラストや写真
で構成。紙の色はそのときどきで変わります。
 編集人の小林絵理子さんは鬱病治療中の若い女性。
 バイト先で知り合った漫画家・三本義治さんがフリーペーパーを作って配布しているのに触発され、自身も病気のことや生活を綴った『精神病新聞』を編集・発行するように。
 通院・治療のこと、自殺未遂の記憶など精神病に関する事柄はもちろん、趣味のゲームやコスプレ、気分転換にときどき出かける国内外の旅行先での見聞など、そのときどきの生活や静止状態にあわせて日常を切り取り、B4判ペラ一枚にまとめています。ミーハー気分で旅やイベントに出かけることもあれば、どこか冷めた部分もありで、淡々と愛着や絶望の心情が吐露されています。
 しばらくブランクを置いた後、『復活!背精神病新聞』を発行。しかし復刊5号にして「著者、3度目の自殺未遂!」という2004年5月末に起こった波乱含みのレポートが載ることに…。

 これまでに、精神病新聞の縮刷版全号掲載のミニコミ『精神病新聞全部』、『精神病新聞全部2』も発行されています。
『精神病の本』\200--品切:書き下ろし作品。精神病者とのつき合い方、入院日記、薬について、自殺考など、自身の体験をふまえて綴ったもので、執筆から編集まですべてひとりで仕上げています。
『精神病新聞全部』\300--品切:「精神病新聞」1〜18号をまとめたもの。前作「精神病の本」よりも日々の行動や心のうつろいの描写が細やかで、読み応えあり。作者VS作者の対談つき。
『精神病新聞全部2』\300:19〜33号をまとめた第2弾。巻頭に書き下ろしがついていて、「病気に逃げているんじゃないの」という友人の言葉に対する心情を綴ったページ、「今、時代はバーチャルラブ」と題してコミックやゲームなどの中に見いだした意中の人を紹介したり、自殺未遂をめぐるインタビュー形式の告白などを収録。A5判42P    


>>フリーペーパートップへ戻る

>>home