booklet of booklets 商品紹介

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こちらで紹介する商品は堀江の貸本喫茶ちょうちょぼっこさんにお送りしたものの中の一部です。 5/27〜6/19の毎週末、ちょうちょぼっこっさんでご覧のうえお求めいただけます。ちょうちょぼっこさんは本好きのお友達の部屋といった感じで、椅子もあって落ち着いて商品をご覧いただけますので、関西方面の方はこの機会にぜひいろいろご覧になってください。 もちろんタコシェでもお取り扱い中で、通販でもお求めいただけます。 ※最近のミニコミ類についてもっといろいろ知りたい！という方には、ちょうちょぼっことタコシェとで作った冊子「booklet of booklets　ボブ」￥500をご覧ください。イベント中から両店でお取り扱いの予定です。ちょうちょぼっこさんには、冊子に掲載したミニコミの一部と掲載してないちょうちょぼっこ向けセレクトの品物をお送りしてます！

●aka石原豪人 林月光『月光秘宝館』 ￥850 　タコシェの長年の夢のひとつ、昭和の大イラストレーター石原豪人先生の展示がこの春ついに実現しました。昭和50年ころから亡くなるまで、豪人先生がポルノ系のイラストを描くときに使っていた林月光名義での作品を集めた展示で、これにあわせて図録も作成しました。ゲイ雑誌『さぶ』のために描かれた、作品（美形が絡み合う耽美世界から、チンポで祭太鼓を叩く青年の脇で鬼が乱舞するといったお笑い系までいろいろ）や『JUNE』に掲載された美少年もの、SM各誌に描かれた緊縛ものまで50点以上を収録しました。巻末には、豪人先生と仕事をともにされたマニア誌の編集者やゲイアートの研究家・田亀源五郎さんの談話も収録しています。オリジナル画集で一般流通してませんので、タコシェか直販店さんのみのお取り扱いとなります。A5判44ｐ（カラー28ｐ　モノクロ16ｐ）

●根本敬 Rubber Dog ￥4800 　フランスのアートブック出版社LE DERNIER CRIによる根本敬のシルクスクリーン本。ただえでさえもカオスティックな根本さんの絵をパキート・ボリーノがごった煮的というか闇鍋的にぶった切りぶち込み撹拌！　シルクスクリーン印刷という形で分解・組み立てた逸品。作家本人の色味とは違ったパステルっぽいけど派手な色彩で刷られたイラストはご覧の通り。最新コミック『命名』の表紙もパキートが手掛け、このアートブックを見ながら、根本さんが『命名』本編を構成したという経緯もある日仏での兄弟本なので、ファンは両方見比べるべし！！ファンでなくともこのアートは一見の価値ありです。

●大竹伸朗豆本各種 　印刷物をバインディングして作品を作ったり、本がアート作品の完成形になっていたり、アートブックの第一人者・大竹伸朗さんの豆本各種。「LTD」（￥500）は大竹さん初の本。コミック、写真、コラージュなどが一体となっている。モノクロと一色の組み合わせでサイケデリックな中にも二色づかいの味わいが藁半紙みたいな紙とあいまって効果的。「IN SHINJUKU 120%」（￥500）はロボット物語と風俗のチラシと、動物や民族学的写真などなどがオールカラーでひとつになって、かつての歌舞伎町の猥雑さやエネルギーを切り取ったようなパワフルな作品。そして「日本系」（￥600）は99年の〈「既にそこにあるもの」を読むために-大竹伸朗と創作させるモノたち-展〉にあわせて作られたコラージュ集です。

●UA!ライブラリーシリーズ　各￥600 貸本まんがの復刻に、ソルボンヌK子や編集子によるつっこみが入ったり唐沢俊一氏による解説がついて、「うんうんなるほど」「そうそう！」と思わず相槌をうちながら読んじゃう、トンデモ作品集。ストーリーの整合性がなく、御都合主義でいて、妙に大船調だったりする、不思議なホラーや少女漫画の埋もれた名作を幾多も発掘してきたシリーズです。

●飯島市朗傑作集1「トルコ星座の男たち」　￥2100 　地球来襲かと思いきや単に好奇心で来訪する宇宙人、別れた恋人に淫電波を送りまくる超能力刑事の話などを、ふくしま政美を越える肉体美・安部慎一以上の観念美・早見純を越える変態美で描きあげた、カルト劇画が濃縮した異常世界の嵐・嵐・嵐。　表紙の女の異常な腹筋や常識を覆す関節の曲がり具合や股間の黒ずみからしてもう匂ってくる〜！！　全400ページ、濃密かつ不可解なクライマックスがひたすら続く熱狂70年代劇画ファン必須必読怪奇の書！　再評価を待たずに沈黙したカルト劇画家、飯島一朗の全貌がここに！　ジョージ秋山・早見純らとの意外な接点が明らかになる巻末ロングインタビュー付き。

●赤い牙　 　プロ漫画家たちによる豪華な同人誌。4号（￥1500）はＤ[d:]、安倍吉俊、三宅乱丈、古屋兎丸、清田聡、松田洋子、真鍋昌平、弐瓶勉、安田弘之、玉置勉強、メチクロ、マガキザンゾウが寄稿。5号（￥2000）はＤ[d:]、安倍吉俊、三宅乱丈、さそうあきら、清田聡、松田洋子、真鍋昌平、弐瓶勉、メチクロらが参加。テーマは「変身」。

●空耳アワー辞典 for 12years \1700 　テレビ番組『タモリ倶楽部』の人気コーナー「空耳アワー」を徹底的に研究した一冊。1992-2003年に紹介された作品を一挙紹介しています。曲名・収録アルバム名・空耳が聞こえる秒タイムをアーティスト名50音順で辞典形式に編集。映画の台詞空耳や歴代の空耳番組、タモリ倶楽部以外のメディアで紹介されたものも番外に収録されています。

●夜舟　 少女作品集　センチメンタル　￥1680　　 　山本タカトや丸尾末広が好きな方にお勧めの耽美的少女画集です。A5サイズのカードに描かれたイラスト7葉とイラストのイメージと重なる俳句が書かれた用紙とがたとうに入って赤い紐でぐるぐる巻きにされたフェティッシュな造り。ユリの花を大量に投げ込んだグランドピアノを棺に見立て少女を横たえ、暗闇に咲くハスの花に少女の首を置く…。厳かでエロティックな世界がひろがります…。

●謄写技法　￥1260 　謄写技法、いわゆるガリ版によって作られたミニコミ。網を丁寧に出した多色刷りの見事な仕上がりで、学習ノートの趣きの表紙で糸で綴じた丁寧な製本。限定100部。中の記事の内容は「板祐生出会いの館」訪問記／活字文字認識装置X号はどれぐらい謄本文字を読み取れる？　など

●古泉智浩「ピンクニップル」　￥1050 　　 みうらじゅん、杉作Ｊ太郎など情けない青春の系譜の気鋭---、青春コミックのエース・古泉智浩さんがボツになった入魂の長編原稿をなんと自費出版！　25歳になっても無職のまま亡くなった母親の生命保険金で暮らし、女子高生の彼女（かわいいけど乳首が黒い）とセックスすることしか頭にない田舎のボンクラ青年・健一。ゲームとセックスに明け暮れる彼が堕落した日々の中で知らず知らずに失ってしまったものとは…。ダメダメ男の自業自得な悲劇をこれほど琴線に触れる描き方のできる古泉さんはスゴイ！　全84ページ、限定発行、後書きつき。 コミケットなどイベント会場販売用のため、一般書店では入手できません。今年のナンバー１青春コミックかも。ぜったいオススメ。

●吾妻ひでお「うつうつひでお日記」　￥1000 　　 目下の大ヒット作「失踪日記」が伝える自殺未遂・路上生活・肉体労働・強制入院などが話題の美少女マンガの祖・吾妻ひでおが生還した現在（04年夏）の生活を綴ったマンガ日記。睡眠剤その他のクスリを服用しながらの「事件無し、波乱無し、貧乏、神経症、冷やしラーメン、そば、本屋、図書館」な究極の日常世界がひたすら続きます。書評日記としても成立するほどの読書量も驚異的です。

●ハグトン　各￥1500 ラッパーにして作詞家のかせきさいだぁ三が、誰に頼まれたわけでもないのに執筆を続ける、寝ぼけ眼がトレードマークの脱力系4コマ「ハグトン」 ！　サザエさんを読んでマンガを研究し、描きながら自ら笑い、いつしかハグトンに描かされている…という不思議な域に入りつつあるシリーズ。手縫いのマスコットがついたハグマガ（写真）や絵本などのシリーズも充実。

●オール見世物　￥3129 失われゆく見世物小屋に掲げられてた看板90枚を中心に、蛇女、牛娘、女相撲など芸人や小屋の写真を収録。2000部限定。98Pですが半分以上が観音びらきになっているので150P分くらいあり。写真のように観音のページを開いてパノラマで楽しめるんです！かなりの迫力です。製本難アリ（背表紙のセンターがずれている）につき、定価9800円のところアウトレット価格にて御奉仕してる超お買い得品です。

●FLIPBOOK 各\630 大きめな単語カード、名刺サイズ…といったかんじの掌にのる本。よく授業中に、教科書のページの端っこに描いたでしょ、パラパラ漫画。そんな小さな劇場。あらら金魚がオンナノコに変身したり、空から降ってくるペンギンを盥に受けて右往左往しているのがサイレントのコメディ映画みたいだったり…、栗の木の下で人生をはかなんでいた人が思いがけないひろいものをしたり、ひとときのパラパラの間に、無言でいてすごいドラマが展開されてゆきます。プレゼントにもよいです。

●VIOLA MANIA ￥3465　　◎ 漫画家鳩山郁子さんお手製の贅沢な豆本。銅版画、イラスト、本、漫画、すべてを独習、個性的なタッチでいながら一貫した美学で作り上げてゆく鳩山郁子さん。この本も、菫をテーマに食用、薬用としての菫の紹介から様々なレシピ、菫を使った紋章など、菫豆知識をイラストと文で紹介。タフタやはなぎれ、表紙にはラインストーンとリボンがついた美しいつくりで、透明ケースに入って銀のひもまでかけられています。

●刺繍刑　各￥1575　　 メール・ブックだった「刺繍刑」をリーフ状の書物にし、ハガキ大の小さな箱に入れ、リボンをかけた宝箱。中には『フェティシズム』、『同性愛』の繊細な世界を短歌や童話、写真などで綴ったカードや冊子が入ってます。限定50部。シリアルナンバー入り。リボンを解くのがもったいないほど、綺麗にパッケージされてます。

●口琴 世界各地に分布するもっともシンプルな楽器、口琴。口にあてて、弁をつまびくと、ビヨ〜〜〜んという不思議な音が聞こえてきます。でもって、なんだからちょっと幸せな気分になれます。ハンガリーの口琴職人ゾルタンさんが作った口琴の中から、2000円前後のお値段がお手頃で初心者向きなもの3種類お出ししてます。

●結晶キット　青色￥2100　赤色￥2800　　◎ 結晶を自分で育成して、サファイアやルビーみたいに鮮やかな宝物にするキット。毎日、育ってゆくのが観察できて、2週間くらいで、すてきな結晶ができます。（写真手前の小さな箱に入っているのが完成した結晶）中に育て方の説明書がありますので、それを読みながらあなたの結晶を育ててください。 　鉱石ラジオに関する本などを出しているアーティスト小林健二さんのアトリエで作られたもので、小林さんの作品（結晶に映像を映し出す装置とかロマンと科学がひとつになった不思議な作品がたくさん）を多数収録したすてきな図録プロキシマもあります。