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- ●03.06.27 本の副産物
手製本の工房・美篶堂さんへその製品を拝見しに行く。その名前は製本通の方々から以前から伺っていたので、職人技に接すことができるかと思うとわくわくする。美篶堂さんは、アート関係の特装本や特殊な仕様の本を作る以外に、最近、製本技術を活かしたオリジナルの文具や雑貨も作っている。10代半ばから徒弟制度の中で製本技術を習得したという親方のもと、日本の手製本技術を応用していろいろな試みをしている。
- ユニークなのは本の裁ち落としを利用した親方のアート作品。紙色の組み合わせを工夫してグラデーションを作ったり、ぐにゃぐにゃと波打たせて固定してみたり。製本屋さんの余技の域を越えて、展覧会を開いたり雑誌のアートコーナーで紹介されたりと大きな反響を呼んでいるのだそう。
- (写真が工房の一角。額に入ったりイーゼルに置かれているのが親方アート作品)
- 美篶堂さんのノートや文具も仕入れました。単にノートや手帖、メモ帳としてみたら、決して安いものじゃありません。むしろ、量販店などにある似たような大きさの品物と比べたら高いかもしれません。職人さんたちが話合いをしたり試作をしながら、こんなものなら使い勝手がいい、あると便利だろう、面白いだろう、という視点で手作りしている品々です。なんでもない白い紙でも、いろいろな紙を扱ってきて体でその機能を覚えてきた人たちが選んだ、持ち歩きに楽な軽くて丈夫な紙を使っています。小さなメモ用紙でも、書きやすいように表紙が360度折れ曲がるうえにその繰り返しに耐えられる造りになっています。手軽さとは違う、本当の便利さや具合の良さをご紹介できればいいと思います。
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