手製の豆本と貝の形をした香水の瓶と縮緬古布


ごあいさつ

ようこそ、カフェポットへ。
カフェポットは版元ドットコムというサイトの中の
書評コーナー「本屋街」のオフ会のお待ち合わせ場所として
たった一日だけ出現しました。
夢のマイ・カフェを開くことができたアユミーヌは
今後、カフェポットをネット上のカフェ
=インターネットカフェとして細々と運営してゆきます。
すてきなカフェ本やカフェ、レシピなど
みなさんと共有したいカフェ情報を
みつけたときに足してゆきます。

カフェ研究中のアユミーヌ
(photo by KEISUKE OKADA)

当日までの経過報告、お知らせをアップしてゆきます。


2002.9.29
 みなさん、ご来店ありがとうございました。いたらぬ点も多々ありましたが、お客さんになってくれてありがとうございました。
 当日は、朝、いったん寝て、メニューや看板印刷、そして配布物の編集やレイアウトとお昼すぎまでパソコンに向かいました。バナナケーキを2本、栗むしようかん3竿、たっぱいっぱいのスイートポテトやコンポート、それに梅のエキスをつめこんだずっしり思いカバンをさげてカフェへ…。途中、いつもテーブルフラワーを買う浅草の花屋さんに寄ったりしてポットにつきました。
 小久保さんが準備にせいを出すなか、アユミーヌは何がどこにあるかよくわからない台所をウロウロしたり、だらだらとテーブルまわりの用意。直前に小久保さんは「お茶をいれたり奥のことは私がやるから、アユミーヌは運ぶのと接客をやってください」と言いました。職人気質というか裏方気質の頼れる奴というかんじです。私も表より裏方の方が好きなのですが、小久保さんにこう言われたとき、はたと(そうだよな、だってお茶の淹れ方がよくわかってないもんな…)と、スゴイ事実に気づきました。それで、この発言がたいへんありがたく、お運びと注文とりをすることにしました。
 慣れないカフェ業で、2人以上の注文がいっぺんにあったときは確実に片方がわからなくなったりしましたが、なんとか注文のお茶をお出しすることができました。途中、事務局の日高さんが本の紹介をはじめたときは「ケッ、まじめに勉強会などはじめて、つまんないなー」と思い、台所に入って残っていたもののつまみ食いやお茶の試飲などしてましたが、次第にめいめい本の紹介をするうちに場も盛り上がりを見せたので、よかったです。おかわりなどして、いろいろなお茶をめしあがっていただいて嬉しかったです。
 ところで、これまでカフェポットはアユミーヌのカフェということでご紹介してきましたが、オープンにあたり、場所と備品をかしていただいたポット出版、レシピやお店を紹介してくれた友人・知人、当日ひとりでみんなのお茶をいれてくれた小久保由美さん、後かたづけを手伝ってくれた大竹美緒さん、またオフ会担当者深澤、日高両氏のご協力をたまわりましたことを申し添え、謝意を表します。
 ほんとうにご来店ありがとうございました。またいつかカフェでお目にかかる日まで。今後は、ネット上のカフェ=インターネットカフェとして、またお店を出す日を待ちつつ細々とやってゆきます。

2002.9.27
 仕事を終えてから、備品を置きにポット出版へ。社員の皆さんも設営のことなどを気に掛けて、カフェらしくない部分は布をかけて隠そうとか席を多くつくるために場所をあけようとか、あれこれ提案してくれる。というより、仕事の合間の気分転換で思いついたことを喋って楽しんでいる…。「ねぎとろ」とか「男気」とか書かれた木札があるから飾らないか、とか、衣装がなければチマチョゴリがあるけど、どう?など。たいへんありがたいが、聞きいれていたら狂った店になってしまう…。本棚に置かれていた、ひょっとこの面も気になった。民芸喫茶になってしまう…。小久保さんは器コレクションをテーブルに並べて整理している。かわいい器や本格的な備品もあってすごくカフェらしい。海外に行ったときに買ったりして少しずつ集めたもので、どれも素敵だ。カフェを開こうと思いたって揃えられるものじゃない、年季が感じられる。嬉しい! 
 帰宅して、朝4時すぎまでお菓子作り。なんとか完成。これから、メニューを印刷したりしてオープンにそなえます。小久保さんも私もみなさんに、楽しんでもらえたら嬉しい。

002.9.26
 ふつうに仕事をしつつ、カフェの準備も、進めなくてはならない。なのに、終電がなくなるまでお取引先の方と飲んでいたりして、睡眠時間が減り、カフェマダム・アユミーヌはもうボロボロ。でも、当日のために、今日は早くに起きて、出勤前に歯医者や美容室へ。いつも髪をカットしてもらっている美容師さんに、ふだんは「耳のまわりは短く」程度の注文しかいわないのに「上品なマダムっぽくしてください。よく、女性雑誌にある、青柳啓子さんの素敵なライフスタイルみたいな記事に出てくる、カリスマ主婦のかんじにしてください」と頼んだとたん、ちょっと大泉晃にも似た彼の笑顔は消え、沈鬱な表情で、ときどき「う…ん」と呻き声をもらしながらカットしてくれた。途中から私は居眠り。完成したヘアスタイルは、一見、いつもとかわらないような気もするが、マダム風な髪型もこれでできた。そして手作りマダムはこれから内職作業…。とても洋服を買っている暇はなさそうだし、睡眠不足でお肌も心配。明日はオープン前日、ボーとしていて買うべきものを忘れたりしないようにしなくちゃね。

2002.9.25
 当日、お手伝いをしてくれる頼もしい助っ人・小久保さんは、お茶好きで、家や会社にあるストックを調べてみたら、すごい種類の中国茶が出てきた。まるで渡辺満里奈のようだ…。さらに小久保さんは、食器好きでもあり、家からコレクションの一部をすでに運搬したらしい。先日、出張で行った小樽で購入したばかりのガラス器も出してくれるという。写真のようなちょっとアンティークなかんじの器。こんなに、すてきな器を使っていいのかな? 割らないようにしなくっちゃ。もったいないようなありがたいような、でも多分、小久保さんは、人に喜んでもらえるのが好きなんです、嬉しいんです。遠慮なく、器ごと味わいましょう。

2002.9.24
 銀座界隈で私が唯一なじみの店と言える、とんかつの「きむら」に行って、定食を食べ、紅茶を購入。
 最近、私はくるみ入りロールキャベツがお気に入り。きむらさんファミリーとのおつきあいはけっこう長く、その接客ぶりも、銀座というより、下町・京橋といったかんじで気取りがない。
 そういえば、きむらさんに聞いた“地域ネコ”ニャーちゃんの話など、ほんとに下町人情物語であった。みんなに親しまれた野良ニャーちゃんをご近所で看取ってお葬式を出した、というちょっといい話。

2002.9.22
 高円寺のカフェジャンゴでコーヒー豆を購入。また、たまっていた自然食品店のポイントカードを使ってお菓子用の小麦粉などを仕入れる。

2002.9.20
 仕事場近くのカフェに入ると、そこに70年代に発行された堀部洋生「ブラジルコーヒーの歴史」という電話帳のような本を発見。昭和初期から30年以上もブラジルでくらし、銀行勤務のかたわら筆者が10年以上の年月をかけて完成させた本らしい。開店までに読み終えることはできそうにない。

2002.9.19
 のんきにケーキを作ったり食べている間に仕事の原稿の締め切りがすぎていた。ホームページの更新もできないくらい、あせって原稿を書いていた。ところで、カフェなのにメニューに普通の紅茶がないのは寂しいかな…と思って、思案するうちに思いついたのが、京橋にあるとんかつの「きむら」。私がときどきランチを食べにゆくなじみのお店。昭和レトロな構えでもって、お昼どきは、トンカツ、ロールキャベツなど家庭の食卓でもおなじみのお料理をプロの行き届いた技術とお味で出してくれる心にくいお店である。そのきむらはお客様にお出しするお茶に紅茶を使っているのだ。普通の紅茶の風味とはちょっと違ってとてもおだやかで、どちらかというとほうじ茶とかウーロン茶に近いような…。お砂糖やミルクをいれずにストレートで楽しんだり、お料理と一緒に飲むにはちょうどいい。それで思いつくなり、きむらに電話をして、紅茶を用意していただくことにした。

2002.9.16
 作ったケーキをまわりの人に食べてもらう。食べたいと言われなくても、ケータリングサービスまでして、強引に食べさせ感想を聞くのである。なかなか好評。お砂糖を上白糖でなくあまり精製してないものにしたので、コクが出たぶん甘さの加減がどうか気になっていったのだが、甘さの好みはほんとに人それぞれみたい。家に帰ってからは中国茶を淹れて飲んでみた。最初は少し甘くて、三煎目は少し苦く、確かに味が変化するが、日本の緑茶に比べて色も味も薄いような気が。 こっちはまだまだ研究の余地あり。

2002.9.15
 ケーキを試しに作ってみる。前日や当日、作ってみて失敗したら悲惨なのと、完成したときの分量を確かめるために、バナナケーキを焼いた。粉のかんじ軽くていい。失敗なくできそうである。大量に生産できるように、パウンド型を使うことにして、2ついっぺんに焼く。使い捨ての紙の型にすれば運ぶのにも使えてよし。

2002.9.13
 スタディスト・岸野雄一さんに、同級生がやっているコーヒー豆専門店を教えていただいたので、エスニックでないコーヒーはそこで仕入れることに。
 そういえばベトナムコーヒーには練乳がつきもので、コーヒーを提供してくれる小久保さんがこれに一番合う練乳を取り寄せたところ、それが業務用のようなすごい大きさで…と驚きの報告をくれた。我々は一時間といわず何日もベトナムコーヒーの営業ができそうである…。遠慮なく練乳を使ってほしい。なんなら練乳ストレートがメニューに入っても大丈夫。
 友人の家にバナナケーキのレシピをもらいに行く。粉の配合がこれまでいくつも試して行き着いた黄金の割合らしく、これがいい舌触りになるのだそう。さらに、カフェで使うようにとアフリカの健康茶・ルイボスティももらう。
 実はアユミーヌ、かつて情報誌の仕事で健康茶のメーカーをいくつか取材している。杜仲茶の日立造船、ルイボスティを輸入し日本に普及させた掛布さんなど、担当者にその効能をいろいろうかがったことがあるのだ。ルイボスティは、ストレートでもほのかな甘みのある美しいオレンジ色のお茶で、掛布さんご自身がこれによって健康を回復された経験から普及に熱心だったことが印象に残っている。効能はもう忘れてしまったけど、いただいたお茶のあの香りとほのかな甘さはいまでも忘れることはない。

2002.9.10
 チラシも刷った。勝手に地図などつけておいたが、カフェポットは28日しかやっていないので、むやみにまいて間違って平日ポット出版に行っちゃう人とかいないかな?とちょっと心配。適度に配ろう。友人のオリジナルバナナケーキのレシピは金曜日までにまとめてもらえることに。いろいろなお茶が集まっているが、考えてみると私は何茶を用意しているのか? ……。

2002.9.9
 カフェポットのマッチラベルをデザイン。ほかには、当日、カフェマダムらしくみえるにはどんなファッションをすればいいか夢想。

2002.9.8
 カフェポットのチラシを作る。明日コピーすれば完成。今日また、小久保さんからベトナムの蓮のお茶もあるとお知らせいただく。また、学生時代の友人にお菓子について相談したところバナナケーキならよく作っていてレシピもいろいろある、と連絡をもらう。

2002.9.7
 シモジマで備品のチェックをしたり、お菓子のメニューを考えたり、オープンを知らせる宣伝をどうしようか悩んだり。体によいお菓子を作りたいので、上白糖は使わずにメープルシロップなどを使って作るつもり。

2002.9.5
 カフェ本など買ってメニューのことを考えようとしていた矢先、この前、中国旅行に行ったばかりのガンダルヴァ書店の深澤さんからは珍しい中国茶を、会場となるポット出版の小久保さんからはバリコーヒーやベトナムコーヒー、韓国の薬草茶を提供できるという申し出をいただいた。遠慮なくご好意に甘えよう! これだけでももうすごい。各地のお茶が楽しめそう。